ルリビタキ(♂)

撮影場所:摂津峡 撮影日:2012/12/30

ルリビタキ(♀)

撮影場所:摂津峡 撮影日:2014/01/13

スズメ目ツグミ科
和名:瑠璃鶲
英名:Red-flanked Bluetail
大きさ:全長14cm、翼開長22cm
観察時期:平地:冬〜春、山地:春〜秋
 日本では、北海道の針葉樹林や本州・四国地方の亜高山帯で繁殖し、冬に低山や平地に降りてくる。また、北海道のものが南下する。
 繁殖期にはつがいで縄張りを持つが、非繁殖期には雌雄の別なく単独で縄張りを持つ。渡り期には小群でいることもある。
 雄は、上面が鮮やかな青色(ルリ色)で、下面は白く、脇はオレンジ色である。それに対し、雌は、尾のみが青く、それ以外の上面はオリーブ色で、脇はオレンジ色である。英名は「赤い脇の青い尾」であり、雌雄で共通した特徴を言い表してる。完全な成鳥羽になるには3年を要する。
 雄は高い木の枝に止まって明るくさえずる。木の根元やくぼみに営巣するが、産卵後にジュウイチなどカッコウ科の鳥に托卵させられることがある。
 春夏は針葉樹林内で昆虫やクモなどを捕食し、秋冬は木の実などの植物も食べる。