ヌートリア

撮影場所:芥川 撮影日:2012/04/01

ヌートリア

撮影場所:芥川 撮影日:2011/12/30

ヌートリア

撮影場所:芥川 撮影日:2012/02/05
ペアで寄り添っています。そのうち、この塒の隅にチビがいるかもしれません。

ネズミ目(齧歯目)ヌートリア科 ネコ目(食肉目)ネコ亜目(裂脚亜目)イタチ科イタチ属
和名:海狸鼠、沼狸
英名:Nutria
大きさ:頭胴長40-60、尾長30-45、体重5-9kg
観察期間:年中 南アメリカが原産地である。毛皮を取るために移入したものが野生化し、北アメリカ、ヨーロッパ、日本を含むアジアに帰化して分布する。
半水性で、池沼や流れの弱い河川の岸辺の土手などに巣穴を掘り、普通は雌雄のペアで生活をする。
主食は水生植物の葉や地下茎である。明け方と夕方に活発な採餌のための徘徊行動が見られ、日中は巣穴で休息していることが多い。季節を問わず繁殖し、年に2、3回出産をする。
ヌートリアは丈夫で育てやすく、柔らかい上質な毛皮が入手できるため、世界各国で飼育された。日本では1939年にフランスから輸入され、飼育が奨励された。終戦後、毛皮の需要が激減したことに伴い、その多くが野外に放逐された。また、1950年代の毛皮ブームでは本種の飼育が流行したが、その後の毛皮価格の暴落に伴い、このときも多数が野に放たれ、野生化している。環境省指定特定外来生物である。イギリスでは10年がかりで駆除、根絶に成功した。