オオタカ

撮影場所:今城塚古墳 撮影日:2012/01/03
判断理由は、①体の体系が翼に対してスマートで尾が長い、②初列風切翼先開示数6枚、③白いまゆです。

タカ目タカ科
和名:蒼鷹、大鷹
英名:Goshawk
大きさ:全長50−56cm、翼開長105−130cm
観察時期:年中
 北海道から九州の低山地で繁殖する里山のタカです。巣は針葉樹林の枝上に枯れ枝などを組んでつくります。森林をすみかとしますが、その付近の農耕地や住宅地にも現れて狩りをします。環境省レットリストに掲載され、繁殖には大きな森林が必要と考えられていました。しかし、近年では都市部の数十本の杉しかない林でも繁殖が確認されており、都市型のオオタカが増えています。
 主にハトやムクドリなどの鳥類を襲い、ネズミやウサギなどの哺乳類を狩ることもあります。待ち伏せ方の狩りで、獲物を見つけると飛び立って追いかけ、速い羽ばたきと滑翔を交互に行い、猛スピードで樹木の間をすり抜けて襲います。
オオタカは、灰褐色の上面が太陽に当たると蒼っぽく見えることから「蒼鷹」と書き表します。過去には鷹狩りにも使われていました。