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「叱る」「怒る」「キレる」ではなく、「教える」

 仕事をしているとミスは付きものです。本人も決してミスをしたいと思って、仕事をしているのではありません。保守的にミスが起きないように消極的に仕事を行うより、目標に向ってミスを恐れずに仕事を行う方が成果が上がるものです。また、上司は「問題が起る前に言え」や「大きな問題になる前に言え」と部下に対して、言うことがあります。しかし、本人はミスや問題を起こさないよう仕事をしているものです。本人がミスや問題に気付くのはそれが起った後です。問題の大小も問題が起った後にその影響の範囲が表に現れて、初めてわかるものが多いものです。

 ところで、ミスや問題が起ったとき、上司はどのような態度を取っているでしょうか?「叱る」「怒る」や場合によっては「キレる」人もいると思います。これらは、感情むき出しの行為です。ミスや問題を起こした人は事の重大性に気付いて落ち込んでいるものです。そこに、上司が感情むき出しで接しても、何の解決にもなりません。場合によっては、部下は上司の話しに耳を塞いで時間が過ぎるのを待ってしまうこともあります。特に理由の如何に関係なく、パワハラと受け止められることもあります。

 上司は、まずミスや問題の解消に務めるとともに、起ったことに対する対処方法とともに、再び同じことを繰り返さないように指導することが大切です。即ち、「教える」と言う姿勢を忘れてはいけません。上司と部下が向かい合って、部下の話しも良く聞いた上で、共に解決策や防止策を考えることが、部下の成長とともに、管理職としてより良い組織運営に繋がります。

 また、個人だけの問題とせずに、組織の問題として考えて、対処方法や予防策は、手順書や明文化したルールとして、組織全体が取り組む課題として取扱った方が、業務の質の向上として、将来に繋がるものです。


デジタル大辞泉より引用】

教える:ものの道理や真実を相手に悟らせて導く。知識・学問・技術などを相手に身につけさせるよう導く。

叱る:目下の者の言動の良くない点などを指摘して、強くとがめる。

怒る:良くない言動を強くとがめる。不満・不快なことがあって、我慢できない気持ちを表す。

切れる:突然怒りだす。逆上する。かっとなる。力が加わって、ひと続きのもの、繋がっているものなどが分かれる。