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突き放す厳しさ

 管理職は期待に応えられない部下を突き放す厳しさを持つことは大切です。ただし、見放すのではありません。

 全員に1度はチャンスを与えることが重要です。その上で、期待に応えた人と答えられなかった人に対して異なった評価を行うことは誰でも理解できると思います。この評価が、昇格・賞与なら目に見えにくく、大した変化は感じないと思います。しかし、昇進など目に見えるものもあります。その場合は、組織や個人に動揺が走るのは当然です。管理職はこれに対して、整然と対処する必要があります。

 まず、先を越された人に対しては、誤魔化さずにどこが悪いか説明をする必要があります。同情などは不要です。実質的に、その後に頑張れば次で上がれるし、頑張らなければ切り捨てられる対象になります。1人の人に何時までも構っている暇はありません。次から次へと新しい人が出てくるので、チャンスも当然次の人たちに回す必要があります。特に、普通のチャンス以外の大きなチャンスを与えられた場合は、そのチャンスを掴めれば天国ですが、掴めなければその期待に応えられなかった見返りは大きいものになります。

 それとは別に、先輩の先を越した人に対しては、周りからの嫉妬やプレッシャーがかかるので、潰れないように精神的なサポートは必要です。

 能力に関係なしで、年功序列を徹底して、入社5年で主任、10年で課長、15年で部長なら悩まずに済みます。しかし、これでは、平等の不平等を生み出し、今時そのようなことをすれば、良い人材は流失し、組織が成り立ちません。

 管理職は、「引き上げる」と同時に「引き下げる」の厳しい心構えが必要です。出来ない人に対する、誤魔化しの気遣いは不要です。出来ない人には、出来るように教育する努力が必要です。

 管理職は、部下に対して平等に「厳しさ」と「思いやり」を持つ必要があります。